画像を多く使用するWebサイトでは、サーバーのディスク容量が足りなくなる場合があります。特にWordPressでは、一つの画像を登録すると複数のサムネイル画像が生成される*ため、より容量を圧迫します。
*プラグインを利用していると、そのプラグインの設定によっては1枚の画像につき15種類もの画像が生成されることもあります。
最近の画像データは1MBレベルのものも少なくないため、WordPressでそのまま登録するとサムネイル画像も合わせて1.5MB程度使用することになります。そして、このような状態でメディアサイトのように10件程度の記事を毎日、画像付きでアップロードすると1ヶ月で1~2Gの容量増加となりサーバー容量が不足となってしまいます。
クラウドサービスではディスク容量がいっぱいになってもクラウドサービス上でディスクを追加できますが、以下の問題が発生することがあります。
上記の理由によりディスクの追加が現実的でない場合があります。そして、これを解決するために弊社ではオブジェクトストレージを活用することがあります。
オブジェクトストレージについての詳細は、下記を参照ください。
私の考える「オブジェクトストレージ」のメリットは次の通りです。
特にConoHaさんが提供されているオブジェクトストレージサービスは費用対効果も高いと思います。
またWordPressであれば、有志の方が作ってくれたプラグインを利用することで簡単に使用が可能です。ただしそのプラグインは不具合も多く、またオリジンのサーバーに画像データは残ったままとなるためデータ容量の削減にも向きません。
そこで弊社では、このプラグインをオリジンサーバーに画像が残らないようにするとともに不具合をなくし改良いたしました。
容量の不足に困っている方は、サーバーの変更やディスクの追加だけではなく、オブジェクトストレージの利用と検討をお薦めします。