メーカーA社では、自社Webサイトを通じて製品の保証申請を受け付けていました。
ユーザーが保証申請フォームに型番とJANコードを入力・送信すると、A社のサポート担当者が社内のデータベースと手動で照合し、該当商品であることを確認した上で対応を行っていました。
また、申請された製品が保証対象外であった場合でも、サポート担当者が個別にユーザーへその旨を連絡していました。
さらに、製品ごとに複数の保証プランが存在していたため、どのプランに該当するのかについても、すべて担当者が手作業で調べて対応していた状況です。
このような背景を受け、A社より「保証対象か否かの判別処理」を自動化したいというご要望がありました。
保証対象製品であれば、JANコード入力画面に保証申請フォームへ進むためのボタンを表示し、対象外である場合にはその旨を明示的に表示させるという仕様です。
また、ユーザーに入力してもらう情報についても、製品の判別にはJANコードの下6桁のみで対応できるため、従来の13桁すべてを入力させるのではなく、下6桁だけの入力とすることで、ユーザーの負担軽減が期待されました。
システム開発においては、対象製品の判別を正確かつ高速に行う必要がありました。ただし、都度マスターデータを参照して判別処理を行う方法では、時間やサーバーへの負荷が大きくなることが懸念されました。
そこで、開発では軽量なテキストファイルに保証対象製品の情報をあらかじめまとめ、照合処理の際はこのファイルを参照する方式を採用しました。
これにより、システム全体のレスポンスを改善し、業務効率の向上とユーザーの利便性を両立することができました。
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