今あるWebサイトを改善する⑥|文字サイズを変更する方法(Web担当者向け)
この「今あるWebサイトを改善する」シリーズでは、HTMLとCSSを使ってこれまでのWebサイトからデザインを変更する方法と、その重要性について解説しています。
Webデザインにおいて、文字サイズの調整はとても大切です。色やデザインにこだわっていても、文字サイズが適切ではないと、ユーザーに内容が伝わりづらくなります。
そこで今回は、文字サイズを設定するとどんな効果があるのか、また、簡単に文字サイズを変更できる方法をお伝えします!
目次
文字サイズを設定することによる、3つの効果
①アクセシビリティ(誰でも使いやすい設計)の向上
高齢者や視覚に障害があるユーザーにとっても文字が読みやすくなり、より多くのユーザーがWebサイトを快適に利用できるようになる。
②ブランドイメージの向上
ユーザーに安心感を与え、ブランドの信頼性を高める事ができる。
③視覚的な階層化で、重要な情報を強調できる
例えば、見出しは大きく、本文は標準的なサイズにすることで、重要な情報を強調できるようになる。
フォントサイズはどれくらいが最適?
- 読む環境や目的によって異なりますが、基本は16px~18px。本文であれば、Googleも推奨している16pxがおすすめです。
- タイトルや見出しは、本文より大きめのサイズである24px~36pxにすることが多いです。
読む人の年齢やデバイス、照明の条件によっても最適なサイズは変わりますので、調整しながら決めることをお奨めします。
フォントサイズの種類
文字サイズを変更することができる単位を簡単に4つ紹介します。
- px:pxは、数字を指定すればその数字の大きさになる絶対値です。
- em:emは、親要素のフォントサイズに基づく相対値です。
- rem:remは、タグのフォントサイズに基づく相対値です。
- %:%は、親要素のフォントサイズに基づく相対値です。
フォントサイズの指定方法
今回は、px(ピクセル)の単位で文字サイズの指定をしていきます。下記の例では、見出し[h1] の文字サイズを50px、見出し[h2]の文字サイズを30px、段落[p]タグの文字サイズを16pxに設定しています。
HTML
<h1>h2タグのフォントサイズ50pxです</h1>
<h2>h2タグのフォントサイズ30pxです</h2>
<p>pタグのフォントサイズ16pxです</p>
CSS
h1 {
font-size: 50px;
}
h2 {
font-size: 30px;
}
p {
font-size: 16px;
}
このように、文字サイズの変更は、CSSを使って簡単に行うことができます。
適切な単位と設定を選び、また、レスポンシブデザインにも対応させることで、すべてのユーザーにとって使いやすく魅力的なWebサイトを作成することができます。ぜひ試してみてください!
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