知らないと損! ファイル名・フォルダ名の正しいつけ方|見やすく、探しやすく、トラブルを防ぐコツ
業務で使うファイルやフォルダ名を、なんとなく付けていませんか? 名前の付け方を工夫することで、検索や共有、バックアップの効率が向上します。
今回は、すぐに実践できる「正しいファイル名・フォルダ名のつけ方」を紹介します。
目次
「名前の付け方」が大事な理由
社内で共有するフォルダや日々の業務データ。名前のルールがバラバラだと、探すのに時間がかかったり、重複保存が起きたりします。
チーム全員がスムーズに作業するためには、統一されたルールで名前を付けておくことが重要です。
避けるべきファイル名の例
- 「新しい資料(最終).docx」
→ 「最終」が複数存在して分からなくなる - 「プレゼン資料✳︎完成版.pptx」
→ 特殊文字(✳︎など)は環境によって文字化けの原因に - 「2025年10月15日版.xlsx」
→ 全角文字や「年」「月」「日」は検索しづらい
おすすめのファイル名ルール
ポイントは、半角英数字+アンダースコア(_)やハイフン(-)で区切ることです。これにより、どの環境でも安全に扱えるファイル名になります。
- プロジェクト名+内容+日付
「projectA_report_2025-10-15.docx」
→ 検索しやすく、履歴が一目で分かる - カテゴリー+連番
「invoice_001.pdf」
→ 連番で整理でき、管理が容易
日付の表記は、「20251015」と「2025-10-15」どちらが良いのか?
ファイル名に日付を入れるとき、「20251015」と数字を詰めるか、「2025-10-15」とハイフンで区切るか迷う方も多いでしょう。
結論からいうと、「2025-10-15」形式がおすすめです。
どちらの形式でも並び順は崩れない
システムは文字列の先頭から順に比較して並び替えるため、両方の形式とも日付順に正しく並びます。
ファイル名と並び順
20241010 ①
20241105 ②
20250101 ③
20251015 ④
つまり、並び順の点ではどちらも問題ありません。ただし、視認性の面では「2025-10-15」形式のほうが優れています。
形式ごとの比較
-
20251015
視認性:△
並び順:○
→ 機能上は問題ないが、月日が分かりにくい -
2025-10-15
視認性:◎
並び順:○
→ 読みやすく、誤入力を防ぎやすい -
2025_10_15
視認性:○
並び順:○
→ ハイフンが使えない環境でも安全
避けたほうがいい文字
以下の記号は、環境によってはエラーや不具合の原因になります。特にWindowsでは使用禁止文字として扱われます。
- \ / : * ? ” < > |
- 全角スペースや絵文字も避けましょう
まとめ:読みやすく・探しやすく・壊れにくく
ファイル名・フォルダ名の基本ルールを整理すると、次のようになります。
- 英数字+ハイフン(-)やアンダースコア(_)を使用
- 日付は「2025-10-15」形式で統一
- 意味の分かる短い単語で構成
- 特殊文字・全角記号は使わない
機能的には「20251015」でもOK。見やすさと共有しやすさを考えるなら「2025-10-15」がおすすめです。
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