
パリ・キュリー研究所での日々を未来へ – 日記を公開した理由
お話を伺った方
新田 英之 博士
Webサイト:科学者 新田英之のパリ滞在記から | パリと科学と芸術と
パリで過ごした日々を残すために
私は2005年から2009年までフランス・パリにあるキュリー研究所に研究員として勤務していました。その間、日々の出来事や感じたことを気の向くままに日記に綴っていました。
帰国後数年が経った頃、その日記をブログというかたちで公開するようになりました。当時のキュリー研究所は、キュリー夫人やキュリー家の強い影響が残り、過ぎ去ってしまったフランス独特の科学研究文化を残す、おそらく最後の場所、そして最後の時期でした。そこで私が見たものや得た体験を後世に残すため、Webで公開しようと思いました。
「こういう世界があった」ことが日本語で、Web検索で誰にでもみられることに価値があると考えています。少しでも興味を持ってくれた方々に届けばうれしいと思っています。
Bloggerからの移行を考えるきっかけ
最初にブログを公開した際は、GoogleのBloggerを利用していました。しかし、3〜4年前、Googleの検索結果に自分のブログが表示されなくなっていることに気づきました。
そこでオートプロジェクト代表の三輪さんに相談したところ、TEGARUの利用を勧められたのがきっかけで、Webサイトのリニューアルを検討し始めました。
より多くの人に届くように
このWebサイトは、興味を持ってもらえた方々に見てもらえるよう、関連キーワード検索で表示されることが重要でした。また、文章や画像の配置を簡単に編集でき、見栄えの良いページを作ることができるという点でも、TEGARUへの移行は魅力的でした。
なかなか時間が取れず、サイトの移行は途中段階ですが、今後は当時の写真なども追加し、より広い層の方々にも見やすいデザインにしたいと考えています。
このサイトを通して、古き良き時代の科学研究文化の中で働いていた研究者たちの姿や、芸術家達との交流、当時のパリの様子を、できるだけ多くの人と共有できればと思っています。