先日、「オートプロジェクトの掃除の取り組み」で掃除のメリットとして「人間性が上がる」と書きましたので、その説明をします。
以下は本に書いてあることの抜粋になるのですが、著名な経営者も掃除の重要性を説かれています。
- 鍵山秀三郎「掃除道」より
とくに、荒んだ心の人を落ち着かせ、穏やかにするためには、掃除をしてきれいにすることがもっとも効果的であるということを実感してきました。- 鍵山秀三郎「1日1話」より
まず心を柔かくしてから、優しく語りかけて接する。そうした配慮をすれば人の心も自然と開いていきます。掃除がその役割を果たします。- 上甲晃「松下幸之助の教訓」より
松下政経塾が設立された当初、次の時代のリーダーを育てるのには、何を教え、学ばせるべきか、さまざまな議論があった
(中略)
松下幸之助は一言、「まず掃除や。毎朝、誰よりも早く起きて、身の回りの掃除をしったりとやってもらうことや」と言った。- 上甲晃「松下幸之助の教訓」より
“掃除の神様”と言われる鍵山秀三郎さんとの出会いがあった。「見えない心を磨こうと思ったら、まずは見えるところをしっかり磨きなさい。見えない心は磨きようがない」とのひと言に、目から鱗が落ちた。- 上甲晃「松下幸之助の教訓」の「松下幸之助語録」より
掃除ひとつできないような人間だったら、何もできない。
(中略)
ほんとうは掃除を完全にするということは、一大事業です。- 上甲晃「松下幸之助の教訓」の「松下幸之助語録」より
百貨店に行っても、掃除の行き届いた百貨店と、掃除の行き届いていない百貨店とは違う。掃除がどことなしにお粗末なところは、やっぱりはやりませんね。- 上甲晃「松下幸之助の教訓」の「松下幸之助語録」より
知識や技術の勉強だけが勉強ではない。それらはしょせん、人生の道具にしかすぎない。その道具を使う本人自身を、人間として立派にする勉強をしなければならない。そのためには、まずは掃除や- 上甲晃「松下幸之助の教訓」より
鍵山さんは、「見えない心は磨けないから、見えるものをしっかり磨けばいい目に見えるものを磨いていると、見えない心が光る」と言い、当たり前を励むことを教えた。
たとえば、松下幸之助氏は“経営の神様”と呼ばれていますが、それだけの経営哲学があり、その経営哲学の基盤になっているものの一つに人間性があると思います。その松下幸之助氏が「まずは掃除や」とおっしゃられるということは、人間性の基盤になるものだと思います。
弊社では人間性を磨くということも目的があり、リモートワークの従業員もみんな毎日掃除をする習慣としています。