大企業の部署単位でできるIT・DX化 – 生産指示書作成の自動化
手作業での指示書作成の課題
企業の業務でよく見られるのが、複数のExcelファイルに分散して管理されている製品に関するデータを基に、手作業で生産指示書を作成する工程です。
これまで、指示書を作成するために必要な項目は、それぞれ異なるExcelファイルから手動で抜き出し、1つの生産指示書にまとめる作業が行われていました。このプロセスは多くの時間を要し、作業者にとって大きな負担となっていました。
IT・DX化による自動化の実現
しかしこの作業は、自動化することによりボタン一つでできるようになります。
複数のファイルから必要なデータだけをピックアップし、それを一つの指示書にまとめることが可能となります。さらに、この指示書には画像も組み込むことができるため、視覚的にわかりやすく、使いやすい生産指示書が完成します。
GoogleスプレッドシートとGASを活用した自動化の流れ
- ExcelファイルのデータをGoogleスプレッドシートに移管する
- Google Apps Script(GAS)でこれらのGoogleスプレッドシートを読み取る
- GASで生産指示書の対象となる情報だけ抽出し、指示書のフォーマットに合わせて自動的に転記する

作業時間の大幅な短縮とヒューマンエラーの防止
この自動化の導入により、1つの生産指示書を作成するためにかかっていた時間は、以前の15分から、数十の指示書作成でも3分ほどに短縮されました。年間で数百点の製品に対応するため、作業時間の削減は非常に大きな成果を上げています。
また、手作業によるコピペミスなどのヒューマンエラーもなくなり、作業の精度が向上し、生産性も大幅に向上しました。
まとめ
必要となる資料の種類や内容は企業ごとに異なりますが、弊社では柔軟な対応が可能です。各企業の個別の要件に合わせた自動化ソリューションを提案し、効率化をサポートします。お気軽にご相談ください。
