セキュリティと安定性を両立 – WordPress×Shopifyのハイブリッド構成でECサイトを強化
目次
現状の課題と要望
トリニティ株式会社(以下、トリニティ)では、自社のWebサイト内でECを展開しており、そのWebサイトはWordPressで構築されています。EC機能については、WordPressのプラグイン「WooCommerce」を活用して運用していました。
しかし近年、以下のようなニーズを抱えていました。
- より高いセキュリティを確保したい
- 高負荷時でも安定して動作する構成にしたい
- 顧客情報を自社サイト内で保持するのではなく、信頼できる外部環境で安全に保管したい
こうした背景から、安定性とセキュリティに優れたEC運用体制を構築したいという要望が挙がりました。
WooCommerceとShopifyの“いいとこ取り”で課題を解決
オートプロジェクトでは、商品登録や検索といった既存のWordPress+WooCommerceの利便性は維持しつつ、カート機能のみをShopifyへ移行する構成をご提案しました。
この構成にすることで、WordPressの柔軟性や機能性をそのまま活かしながら、Shopifyの高いセキュリティと処理の安定性をカート部分にのみ適用することができ、結果的に低コストで大きな効果が得られました。
カートシステムのみをShopifyに移行した理由
トリニティのWebサイトは、商品の色や素材、対応デバイスといった複数条件で絞り込みができる特殊な検索機能が搭載されており、これらはWordPressで柔軟に設計されていました。
仮にShopifyへサイト全体を移行しようとすると、これらの検索機能も一から再構築する必要があり、コストも大きくなってしまいます。
そのため、必要な部分のみをShopifyに移すことで、機能を損なわずにセキュリティと安定性を担保するという最適なバランスを実現しました。
Shopifyを活用することによる副次的なメリット
Shopifyをカートとして採用したことで、トリニティのECサイトは新たな展開も可能となりました。たとえば、Shopifyの特徴であるSNS連携機能を活用することで、InstagramやYouTubeといったSNSから直接購入へと導くことが可能になります。
このように、安定性やセキュリティ面の強化にとどまらず、UXの向上や顧客接点の拡大も実現しました。
トリニティ株式会社について
「デジタルライフを豊かにすること」を原動力に、キラリと光るコンピューター周辺機器やデジタル雑貨などのアイテムを開発して日本のマーケットに紹介しています。
