IT活用|カフェや喫茶店で、費用をかけずに集客する方法とは?
IT・インターネットを活用したカフェや喫茶店の集客方法についての解説です。集客のヒントになれば幸いです。
まずは、集客ができない原因から考えたいと思います。
カフェ・喫茶店で集客に失敗する原因
ターゲットが定まっていない
貴方のお店のターゲット層はビジネスマンですか? 学生ですか? 年配の方ですか? ターゲットが「誰でも来てほしい」となっていませんか?
「魅力」が伝わっていない
ビジネスマンがターゲットなら、ビジネスマンが必要とするサービスを提供できていますか?
リピートされない
せっかく来てくれたお客さまが、次も来てくれるための施策はできていますか?
ITの活用するためには、これらの失敗する原因を知っておく必要があります。しっかりと自分のお店を見つめ直し、何が間違っているのか原因を考えましょう。
それを踏まえて、IT・インターネットの活用について解説します。
集客に活用できるITサービス
集客に使えるITって? 難しそう、数が多そうと思われるかもしれませんが、実際に活用できるサービスは限られています。ITサービスとして、有料、無料含めて以下のようなものがあります。
- 食べログ
- Googleの口コミ
- Google Maps
- X(Twitter)
- TikTok
- LINE
- ブログ
- お店公式サイト
- メルマガ
これらの中で、カフェや喫茶店向けのサービスとして有効なものは限られています。
どのITサービスが良い?
そもそもですが、ターゲット層が60代以上だとITサービスを集客に利用するのは難しいですね。そのようなターゲット層のお店の方は、紙媒体や看板などのアナログ媒体に注力するのが良いと思います。
次に食べログやGoogle Maps等は自分達ではどうにもできない面が大きいため、以下の4つを重要サービスとして活用することをお勧めします。
- ブログ
- お店公式サイト
- LINE
それぞれ詳しく説明します。
1. Instagram
無料で利用でき、商品やお店の雰囲気を伝えるのにもっとも簡単で、20~40代を広くカバーすることができます。
フォロワーを増やすことも大切ですが、地図検索で集客することを考えていきます。たとえば30代のビジネスマンが仕事の途中でカフェや喫茶店を探していることを想定するなら、「仕事がしやすそう・Wi-Fiがある」などがよくわかる投稿を、20代女性の休日利用が目的なら「インスタ映えする商品(ラテアート・デザート)」などがよくわかる投稿を行います。
このように、ユーザー層に合わせた写真を投稿していきましょう。
しかしながら、インスタ投稿で直面する問題が出ます。それは「投稿するネタがない」です。
そこで私がお勧めするのが「週替わりキャンペーン商品」の開発です。季節に合わせてキャンペーン商品を一つ週替わりで考えてください。それがあれば、投稿のネタになります。
たとえば、大手カフェのスターバックスやコメダ珈琲店でも季節ごとの商品があります。小規模なカフェや喫茶店であれば、より小回りがきくので柔軟にキャンペーンを設定できます。週替わりキャンペーンでお客様に喜んでいただくと同時にインスタにも活用してください。
2. ブログ
ブログというとアメブロが有名ですね。アメブロ以外にもお店の独自のブログやライブドアブログなど他の方法でブログを持つこともできますが、アメブロは非常によく利用されています。
理由としては、
- 無料
- 有名人も使っていて有名である
- アメブロ内ランキングなどがあり、モチベーションが上がる
- アメブロ内検索からのアクセス流入が見込める
などが考えられます。
しかし、仕事でブログを利用するのであれば、お店のドメインでブログを持つことを強くお勧めします。
というのも、お店のドメインでブログを持つことで、お店のドメインが強くなるからです。自然とSEO対策になり、より多くの集客につなげることができます。
また、アメブロなどの無料サービスは、有料になる可能性やサービス自体がなくなる可能性も捨てきれません。長期的なことを考えて、独自ドメインでブログを持つべきです。
その場合、Instagramと同様に、「何を書くか?」がわからない人がいるかもしれません。こちらもInstagram同様、「週替わりキャンペーン商品」の情報を投稿すれば問題ありません。さらに5W1Hを考えると楽ですね。
例えば、
- What…どういった商品か
- When…いつからいつまでのキャンペーンか
- Where…どこの産地か
- Who…どういったお客さまに良い商品か
- Whay…なぜ、このキャンペーンを始めたのか
- How…どのようにこの商品を開発したのか
などを考えれば、それだけで記事ができます。Instagramではそこまで書けないため、ブログだからこそできる方法です。
ただ、ブログを書いても、どのような効果があるのか分かりにくいことはあります。ですので、ブログ構築費用といった外注費をできる限り抑えて取り組むべきということになります。
3. お店公式サイト
お店公式サイトを持つことで、メニューや価格をお客さまに伝えやすくなります。
たとえば、インスタではメニューや価格の投稿を行なったとしても、他の投稿に埋もれてしまいます。初めてお店に行きたい人がメニューを見たくても探すことができなくなってしまう可能性があります。そういった場合、公式サイトを持つことで将来のお客さまに親切な対応ができることになります。
また同様に、お店の住所やアルバイトの募集など、インスタでは埋もれてしまうことも公式サイトでは明確に表現できます。公式サイトを通して重要な情報をしっかりとお客さまに伝えることができるようになります。
「作る時間がない」「作っても意味がないのでは?」と思う方も多いかもしれません。作る時間がないという方は、一度、作ってしまえば楽ですので、サイト制作のための時間を何とか設けて取り組みましょう。
公式サイトもブログ同様、費用対効果が出にくい、わかりにくいと思いますので、構築費用を抑えて取り組むべきことになります。
4. LINE
LINEにはLINEビジネスというものがあり、お店としてLINEを通してお客さまとコミュニケーションが可能になります。無料でも利用できますので、最初は無料の範囲で利用して、費用対効果が上がるなら有料プランへの変更を行えばよいと思います。
なお、無料の範囲では毎月200通のメッセージを送ることができます。
- 友だち数が50人の場合:月4通
- 友だち数が200人の場合:月1通
という計算になります。
LINEビジネスは使用制限があるクーポン配信などが行え、インスタよりも顧客管理が行いやすいメリットがあります。そして、それによりリピーターを増やすことができます。
リピーターを増やすツールとしてLINEを活用しましょう。印刷物を作ってお店で配るのも良いと思います。
以上が、各ITサービスの活用方法でした。
これらのITサービスを、このように始めてみることをお勧めします。
インスタとLINEを無料で活用
インスタとLINEは集客の必須ツールとして活用しましょう。無料の範囲でできる限り行うことがコツです。インスタグラマーによる広告やLINE有料サービスは後日、本当に必要になったときに検討すれば良いと思います。
ブログと公式サイトについて
独自ブログと公式サイトは同じものと考えてもらっても構いません。お店公式サイトの中にブログが存在するイメージとなります。
一般的なカフェや喫茶店では、何十万円もかけて独自ブログと公式サイトを作っても費用対効果は薄いと思います。したがって、費用を抑えて持つ必要があります。
そのために、弊社ではTEGARUを作り、カフェ・喫茶店のオーナー様が1万円台から手軽にWebサイトを持てるサービス(WordPressのテーマ販売)を始めました。
初めてのWebサイトに最適!テンプレートで簡単に作ることができる、各業種に特化したWordPressテーマ「TEGARU(テガル)」
このTEGARUでは、インスタを活用できるデザインになっており、インスタと公式サイトを連携させることができます。費用をかけずにITを活用する集客にご利用ください。
ITは費用を抑え、知恵を出して汗をかいて活用していきましょう。
最後に、個人的な考え方で参考になるかわかりませんが、何かのヒントになれば幸いです。
スタバかコメダか
外出先で仕事をする必要がある場合に、スタバとコメダがあった場合に、みなさんはどちらで仕事をしますか? 私はコメダに行きます。その理由は以下となります。
- 隣の席との間に目隠しがあり落ち着く
- 椅子が柔らかくて座りやすい
*スタバだと硬い椅子の席もある - テーブルの広さが適切
*スタバだとノートパソコンを置くと飲み物が置けないテーブルがある
仕事での利用ですので、商品の味や見た目、ラインナップにはあまりこだわりがありません。
オートプロジェクトでは、業務効率化などのシステム提案も数万円から可能です。
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