今回は、全ブラウザ実装可能になった Popover APIのpopover属性、popovertarget属性、popovertargetaction属性でモーダルウィンドウを作成する方法を紹介します。
Popover APIは、JavaScriptを使うことなくWebサイトやアプリに小さな情報ウィンドウを実装できる便利な機能です。
特定のボタンやリンクをクリックしたときに、ポップアップのように詳細な情報や追加の操作ができるウィンドウを表示することができます。
Chrome 114からPopover APIがサポートされたことにより、popover属性、popovertarget属性、popovertargetaction属性の3つの属性が新たに追加され、それらの属性をHTMLタグに記述することで使用が可能になります。
まずは、CSS調整なし、HTMLだけの状態です。下記の「表示する」ボタンをクリックしてみてください!
すでにJavaScriptを使用せずに、モーダルウィンドウの状態ができていますね!
簡単なモーダルウィンドウを表示させるには以下の設定が必要です。
※idの値と表示切替を行うbuttonタグに設定したpopovertarget属性の値は必ず同じ値にしてください(popovertargetで指定したidのコンテンツがポップオーバーとして表示されます。)
<button popovertarget="modal">表示する</button>
<div popover id="modal">
モーダルウィンドウのコンテンツです.
次回は、上記のモーダルウィンドウをCSSで調整する方法を紹介します。
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